CHUKOH Journal

「チューコーフロー ふっ素樹脂製 高透光膜材料」がグッドデザイン賞2020を受賞しました!

  • 2020/10/12

こんにちは。中興化成工業です。

この度、弊社の「ChukohSky™ ふっ素樹脂製 高透光膜材料」が2020年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
先日のコラムでもお知らせしました、「手で切れるふっ素樹脂粘着テープ」「着色ふっ素樹脂オーブンシート」は
残念ながら受賞することができませんでしたが、高透光膜材が弊社の悲願の初グッドデザイン賞受賞になります。


ChukohSky™ ふっ素樹脂 高透光膜材料

従来のふっ素樹脂膜材料は、表面についたよごれを雨水によって洗い流すセルフクリーニング性や、優れた耐候性軽量・高強度不燃性透光性といった特性をもつため多くのスタジアムや競技場の屋根膜材として採用されてきました。
そのような中、サッカーやラグビーといったスポーツ競技は天然芝のグラウンドでおこなわれますが、観客席の頭上に覆われている屋根材が日光を遮断することによって芝生の生育に影響をあたえるという課題がありました。

現状の白いふっ素樹脂屋根膜材は、金属性屋根膜材と違って13%の日光を通すため昼間では照明がいらない明るい空間を演出できますが、それでも屋根膜材によって日光が遮蔽されることにより芝生の生育に影響を及ぼすことが懸念されています。
ふっ素フィルム単体で透光率が90%と高い屋根膜材料もありますが強度は低く、近年、年ごとに大型化する台風の強風や大雨などの負荷に耐えられるのかという心配もあります。

そのため、弊社ではこれまでの知見を結集してこの課題に取り組み、開口率の高いメッシュ状補強基材と透明性の高いふっ素樹脂フィルムとを一体化することによって強度を保持しながら50%という飛躍的に高い透光率を実現することに成功しました。

審査員の方からも「耐候性、軽量・高強度、不燃性などふっ素樹脂フィルム優れた特性と、芝生の生育を両立させるデザインである点」を評価いただきました。
(審査員の方からのコメントはこちらから)
弊社では、今後も私たちの暮らしや社会をより良くしていくための製品づくりに励んでまいります。

EF-200 建築用膜材 

ふっ素樹脂高透光膜材料(透光率約50%)   従来製品(透光率約13%)


グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞とは、
益財団法人日本デザイン振興会が主催しており、
優れたデザインの製品や建築、サービス、システムに贈られます。

単にデザインの優劣を競うコンクールやコンテストではなく、その審査を通じて、
新たな創造の価値を発見して社会と共有することで、次の創造につなげていく仕組みとなってます。

グッドデザイン賞公式HP
https://www.g-mark.org/


「私の選んだ一品」に選出されました!

「私の選んだ一品」は、二次審査会の会場で審査委員一人ひとりに、個人的に気になったデザインやお気に入りのデザインを1つ選んでいただく企画です。
日本在住の審査委員84名の「一品」全69点をご本人によるコメントとともに、そのデザインの「作用」に注目した展示構成で紹介され、それぞれの一品からは各委員の生活への視点が感じられます。

開催日時:2020年11月2日(月)~30日(月) 11:00-19:00

開催場所:GOOD DESIGN Marunouchi  (アクセス方法はこちらから)

入場料:無料

「私の選んだ一品」 のウェブサイト

(2020年12月22日更新)

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