CORPORATE INFORMATION

BCP(事業継続計画)への取り組み

私ども中興化成はふっ素樹脂をはじめとする高機能プラスチックの加工を通してお客様のビジ ネスに貢献しています。

当社の製品とサービスはお客様の事業活動になくてはならないものが多くあり、万一これらの供給が滞った場合、お客様に与える影響は決して小さいものではありません。 そこで当社は「製品の供給」と「情報システムの保全」、それらを担う「社員の安全確保」を基本方針に据えBCP 対策に取り組んでいます。

製品の供給

製造拠点の分散化
当社の国内製造拠点は長崎県松浦市に5工場、栃木県鹿沼市に1つの工場がありますが、いずれのロケーションも文部科学省の地震予測地図では発生確率が極めて低い場所とされています。地震に限らず不測の事態で国内工場の操業に影響があった場合に備え中国工場で製造するバックアップ体制を構築中です。
原材料調達の多様化
一部製品については使用する原材料の多様化を進めています。代替原材料で製造した場合に、 ユーザースペックや製品特性などの面から現在の製品との置き換えが可能かを検証しています。また、原材料の購入ルートの多様化も進めています。これにより不測の事態での原材料調達の安定化を図ります。
原材料・製品在庫の確保
災害等により調達が困難になると予想される原材料については、在庫の積み増しを実施しています。また製造が困難になった場合を想定し一部の製品については、製品・半製品の在庫を強化しています。
製造設備の地震対策
地震による製造設備への影響は製品の精度や性能の低下に繋がる可能性があります。 当社の工場は地震リスクが低い地域に立地していますが、万一に備え対地震用の固定や補強を行なっています。

情報システムの運用確保

 
サーバ
災害等による電源供給停止のリスクに備え、サーバを自家発電設備がある外部のデータセンターに移設しています。また、サーバ本体のトラブル対策として別サーバを設置することでサーバを二重化しています。
データ系ネットワーク
二重のデータ回線を保有しています。これによりメイン回線に支障があった場合でもセカンドラインの使用による社内システムの継続運用を図っています。
音声系ネットワーク
IP 電話及びNTT 回線を利用することでネットワークを二重化しています。一方の回線にトラブルが発生した場合、別回線を使用することでコミュニケーション確保を図っています。 また、災害等により固定電話が使用できない事態に備え、営業担当社員、管理職社員にはスマートフォンを支給しています。

社員の安全確保

オフィスの移転

福岡オフィス

東京オフィス

名古屋支店

大阪支店

2007年1月の福岡オフィス( 本部・福岡支店) を皮切りに、2011年1月に東京オフィス( 本社・東京支店) および名古屋支店が、2012年5月には大阪支店が現在のビルに移転しました。 耐震性や災害時の対策がより強化されたビルに移転することで災害時における社員の安全の確保、事業活動の継続を図っています。

安否確認システム

東京オフィスでは地震発生時に携帯電話を使って社員の安否が確認できるシステムを導入しています。同システムは同時に社員および家族間で安否を確認できるようになっており、社員の心理的な負担軽減にも役立つと思われます。当システムは全事業所に導入の計画です。

備蓄品の整備

東京オフィスをはじめとする各営業拠点では万一の災害に備え社員が3日間生活できる食料、水に加え、薬、ヘルメット、電池などの防災用品を備蓄しています。また東京オフィスに勤務する社員にはポケットBCP を配布し、地震発生時の行動や非難場所、連絡方法について周知を図っています。

什器類の安全対策

キャビネット、複合機の固定、窓やドアなどのガラスの飛散防止など、地震の際の家具・什器による被害を防止する対策を講じています。


当社の東京事業所は、東京BCP策定支援事業により事業継続計画を策定しました。
想定リスク:東京直下型地震(M7.3 震度6強)

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